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【もったいない】うなぎを余すところなく食べる!部位別の美味しい食べ方を徹底解説

はじめに|「うなぎは身だけ」はもったいない

うなぎを食べると聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「蒲焼き」や「うな重」ではないでしょうか。

でも、それだけでは本当のうなぎのおいしさの半分しか味わえていないかもしれません。

うなぎは、身・肝・骨・頭・皮・尾……すべての部位に、それぞれ異なる旨みと食感があります。専門の鰻店では、これらを丁寧に調理して「捨てるところがない」と言うほどです。

【結論】うなぎは全部位を食べてこそ、本当のうまさがわかる

蒲焼きだけでなく、肝吸い・骨せんべい・頭の焼き・皮のパリパリ焼きまで、それぞれの部位には独自の風味があります。余すところなく楽しむことで、うなぎの食体験は2倍にも3倍にも広がります。

国産うなぎを本格的に楽しみたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


うなぎの部位一覧|どこが食べられるの?

まず、うなぎには食べられる部位がどこにあるのかを確認しましょう。うなぎの体は、大きく分けると次の部位から構成されています。

  • 胴体(身):最もポピュラーな部位。背中側と腹側で脂の乗りが異なる
  • 肝(きも):内臓。独特のほろ苦さと旨みが特徴
  • 頭(あたま):旨みのだしが凝縮されている
  • 骨(ほね):揚げると骨せんべいになる
  • 皮(かわ):身と一体で調理されることが多いが、皮だけを使う技法もある
  • 尾(しっぽ):身が薄くパリッと仕上がる

このうち、一般家庭やお取り寄せでも楽しめるのが胴体・肝・骨・頭・皮・尾の6部位です。


【部位①】胴体(身)|うなぎの主役を徹底的に楽しむ

【Point(結論)】 うなぎの胴体は、背中側と腹側で脂の乗り方が違います。どちらの部位かを意識して食べると、同じうな重でも味わいが2倍に広がります。

【Reason(理由)】 うなぎは細長い魚体なので、背中側(背身)と腹側(腹身)では脂の蓄積量が異なります。背中側は比較的筋肉質で引き締まった食感、腹側は脂がたっぷり乗ってとろけるような柔らかさが特徴です。また、「頭側」と「尾側」でも味が変わります。

【Example(具体例)】

■ 背身の食べ方 蒲焼き・白焼き・うな重が定番。しっかりとした食感があるため、タレとの相性が抜群。山椒との組み合わせでさらに風味が引き立ちます。

■ 腹身の食べ方 脂がたっぷりなので、白焼きで塩だけつけて食べるのがおすすめ。脂の甘さがストレートに伝わります。日本酒との相性も最高です。

■ 尾側の身の食べ方 薄くてパリッと仕上がるため、焼き直す際に尾側をわざと少し焦がすと、カリカリ食感が楽しめます。

【Point(再結論)】 「背か腹か」「頭側か尾側か」を意識するだけで、食べる楽しみが一気に増します。



【部位②】肝(きも)|鰻店のもう一つの主役

【Point(結論)】 うなぎの肝は、身とは全く異なる「ほろ苦さと濃厚な旨み」が特徴です。肝吸いや肝焼きにすることで、うなぎ体験が格段に豊かになります。

【Reason(理由)】 うなぎの肝にはビタミンAやビタミンB12が豊富に含まれています。独特の苦みはきちんと下処理をすることで深みのある旨みに変わります。高級鰻店では「うな重と同じくらい大事なメニュー」として扱われます。

【Example(具体例)】

■ 肝吸い(きもすい)の作り方

  1. うなぎの肝を水洗いし、一口大に切る
  2. 熱湯でさっと茹でてアクを取る(臭みが抜ける)
  3. 昆布だしに薄口醤油・みりん・塩で味付け
  4. 肝を加えて弱火で2〜3分、沸騰させないように温める
  5. 三つ葉・柚子の皮を添えて完成

蒲焼きの甘辛タレとの相性は最高で、うな重セットには欠かせない一品です。

■ 肝焼き(きもやき)の作り方

  1. 肝を水洗いし、食べやすい大きさに切る
  2. 熱湯でさっと湯通しして水気を切る
  3. 竹串に刺し、タレ(みりん・醤油・砂糖)をつけながら焼く
  4. 山椒を振って完成

表面はカリッと、中はトロリ。ビールや日本酒との相性が抜群です。

■ 肝の甘辛煮 だし・みりん・醤油・砂糖で甘辛く煮る「佃煮風」。ご飯のお供に最高で、まとめて作って保存もできます。

【Point(再結論)】 「肝が苦手」という方も、きちんと下処理すると驚くほどおいしくなります。ぜひ一度チャレンジしてみてください。


【部位③】骨(ほね)|捨てたらもったいない!骨せんべいの絶品レシピ

【Point(結論)】 うなぎの骨は、揚げることで「骨せんべい」という超絶おいしいおつまみに変わります。捨てるのは絶対にもったいない部位です。

【Reason(理由)】 うなぎの骨は細くて薄いため、180〜190℃の油でじっくり揚げると骨全体がサクサクのせんべいのように変わります。カルシウムが豊富で、香ばしい風味が特徴。鰻専門店では必ずといっていいほどメニューにある一品です。

【Example(具体例)】

■ 骨せんべいの作り方

材料:うなぎの骨、揚げ油、塩・山椒(お好みで)

  1. 骨についている身を丁寧にこそげ取る
  2. キッチンペーパーで水気をよく拭き取る
  3. 180〜190℃の油でゆっくり3〜5分揚げる。泡が小さくなってきたら取り出す
  4. 油をよく切り、塩・山椒を振る
  5. 冷めるとさらにパリパリになる

そのままおつまみとして、ビール・日本酒のお供に最高です。砕いてサラダやご飯のトッピングにも使えます。

■ 骨でだしを取る方法 骨を水から煮出すとうなぎのだしが取れます。このだしで肝吸いを作ると、風味がぐっとアップします。

【Point(再結論)】 骨は揚げるだけで絶品おつまみになります。作り方を知るとうなぎの楽しみ方が一気に広がります。


【部位④】頭(あたま)|プロが使う旨みの宝庫

【Point(結論)】 うなぎの頭はだしの宝庫です。そのまま焼いたり、だし汁にしたりすることで、うなぎの旨みを最大限に引き出せます。

【Reason(理由)】 うなぎの頭部分にはコラーゲンやゼラチン質が豊富に含まれています。専門の鰻店では、頭の骨や皮からだしを取って吸い物や煮物に使うのが一般的です。

【Example(具体例)】

■ うなぎの頭の焼き

  1. 頭を半割にする
  2. 塩を振って5分置き、余分な水気を拭く
  3. フライパンか網で、タレを塗りながら焼く
  4. 山椒を振って完成

コリコリした食感と香ばしい風味があり、居酒屋の珍味としても人気です。

■ うなぎ頭のだし 頭と骨を鍋に入れ、水から中火で20〜30分煮出します。このだしは旨みが濃く、肝吸いや茶碗蒸しのベースにすると絶品です。

【Point(再結論)】 頭部分はだしとして使うだけでも料理のクオリティが格段にアップします。


【部位⑤】皮(かわ)|パリパリ食感が絶品

【Point(結論)】 うなぎの皮にはコラーゲンと旨みがギュッと詰まっています。正しく調理すれば、パリパリとした食感と濃厚な旨みが楽しめます。

【Reason(理由)】 うなぎの皮はコラーゲンの塊です。蒲焼きで皮面をしっかり焼くことで、コラーゲンが適度に溶け出し、タレと絡まって香ばしいパリパリ食感が生まれます。

【Example(具体例)】

■ 皮面パリパリ仕上げの温め方

  1. フライパンを中火で熱し、少量のサラダ油を引く
  2. うなぎの蒲焼きを皮面を下にして置く
  3. 1〜2分、触らずにしっかり焼く(皮が縮んで香ばしくなる)
  4. 裏返してタレを追加し、蓋をして1分蒸らす

■ 皮のパリパリ揚げ 皮の部分だけを切り取り、素揚げにする方法。塩・山椒・レモンを振るだけで洒落たおつまみになります。

【Point(再結論)】 焼き方一つで皮の味は激変します。お取り寄せのうなぎを温め直す際は、必ず皮面からしっかり焼いてみてください。


【部位⑥】尾(しっぽ)|パリッとした食感の名脇役

【Point(結論)】 うなぎの尾は、身が薄くなる分だけパリッとした食感が強く、蒲焼きの中でも香ばしさが際立つ部位です。

【Reason(理由)】 うなぎの胴体は頭側から尾側に向かうほど細くなります。尾に近い部分は水分が飛びやすく、カリッとした食感に仕上がります。ふっくら柔らかい胴体と対照的な食感が、うな重を食べるときのアクセントになります。

【Example(具体例)】

うな重では、柔らかい身を楽しんだ後に「尾のカリカリ部分」を残しておき、最後に食べると食感の変化が楽しめます。骨と尾の先端をまとめて揚げると、食感のコントラストが楽しめるおつまみにもなります。

【Point(再結論)】 尾は食感のアクセントを担う大切な部位です。意識して食べると、その役割がよくわかります。


うなぎを余すところなく楽しむ「フルコース献立」例

先付け:うなぎ肝の甘辛煮・骨せんべい

椀物:うなぎ肝吸い(頭・骨でだしを取り、肝を加えた吸い物)

焼き物:うな重(胴体・蒲焼き、皮面をしっかり焼いてパリパリに)

おつまみ:皮のパリパリ揚げ・尾の香ばしい揚げ

うなぎ1尾から4〜5品が作れます。全部位を使い切ることで、コスパよく満足感の高い食事が楽しめます。


お取り寄せ国産うなぎで全部位を楽しむために

全部位を楽しむためには、骨・頭・肝がついた「まるごと一尾」タイプ、または「内臓・骨付きセット」のお取り寄せを選ぶことが重要です。部位ごとの食べ方を楽しみたい方は、以下の点を確認しましょう。

  • 「まるごとうなぎ」「骨付き」「肝付き」と表記された商品を選ぶ
  • 蒲焼きセットでも、肝・骨が別添えになっている商品がある
  • 国産うなぎの中でも、産地・生産者が明記されているものが安心


うなぎの部位を食べる際の注意点

うなぎの血について

うなぎの血液中には「イクシオトキシン」という毒素が含まれていますが、加熱すると完全に分解されるため、きちんと調理されたうなぎを食べる分には全く問題ありません。家庭でさばく際は、血液が出ても調理前にしっかり洗い流せばOKです。


まとめ|うなぎを部位ごとに味わうと、食体験が3倍になる

  • 胴体:背身と腹身で脂の乗りが違う。尾側はパリッと食感
  • :ほろ苦くて旨みが深い。肝吸い・肝焼き・甘辛煮が定番
  • :揚げれば骨せんべいという絶品おつまみに
  • :旨みたっぷりのだしが取れる。焼いても絶品
  • :コラーゲンの宝庫。皮面をしっかり焼けばパリパリに
  • :薄い身がカリッと仕上がり、食感のアクセントに

「うなぎ=蒲焼きだけ」と思っていた方も、ぜひ全部位に挑戦してみてください。きっと、これまでとは全く違ううなぎの世界が広がるはずです🐍

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