こんにちは、しまっちです。今日は「アップサイクルレザー」という、ちょっと珍しい素材についてお話しします。結論からお伝えすると、アップサイクルレザーは「捨てられるはずだった果実の搾りかすなどを再利用してつくられたヴィーガンレザー」のことで、環境にもやさしく、デザイン性も高いので、これからバッグや財布を選ぶ人にこそ知っておいてほしい選択肢です。
アップサイクルレザーとは?
アップサイクルレザーとは、本来であれば廃棄されてしまう食品加工の副産物を原料に使い、革のような質感に仕上げた人工皮革素材のことです。代表的なものに、りんごジュースの搾りかすを使った「アップルレザー」や、ワインづくりで出るぶどうの搾りかすを使った「グレープレザー」があります。動物由来の本革とは違い、動物を使わずに作られるため「ヴィーガンレザー」の一種としても扱われます。見た目や手触りは本革に近いものも多く、最近では国内ブランドでも採用が進んでいます。
なぜアップサイクルレザーが注目されているのか
注目される一番の理由は、環境負荷の低さです。本革は牛や豚などの動物の皮を加工してつくられますが、アップサイクルレザーは食品工場で出る搾りかすという「廃棄物」を原料にしているため、新たに資源を消費せずに製品をつくることができます。さらに、アップサイクルレザーは軽量で水や汚れに強いという機能面のメリットもあります。雨の日に荷物を気にせず持ち歩きたい人や、お手入れの手間を減らしたい人にとっても扱いやすい素材なのです。デザイン性の高さも理由のひとつで、最近は2WAY・3WAYで使えるマルチウェイバッグなど、ライフスタイルに合わせて使い方を変えられる製品も増えています。

アップサイクルレザーの具体例(りんご・ワイン由来)
具体例を挙げると、青森県で生産されるりんごジュースの搾りかすや、イタリア産ワインの搾りかすが、アップサイクルレザーの原料として活用されています。これらは本来であれば産業廃棄物として処分されるものですが、繊維状に加工して樹脂などと組み合わせることで、しっかりとした強度のあるレザー素材に生まれ変わります。豆知識として、こうした素材は「フルーツレザー」と呼ばれることもあり、りんご以外にもパイナップルの葉やサボテンを使ったタイプも世界的に開発が進んでいます。日本ではまだ知名度は高くありませんが、サステナブルなものづくりに関心が高まる中で、今後さらに選択肢が広がっていくと考えられます。
お手入れ方法と長く使うコツ
アップサイクルレザーは水や汚れに強い加工がされている製品が多いため、基本的なお手入れは乾いた布で軽く拭くだけで十分です。万が一汚れが付いた場合も、固く絞った布で優しく拭き取れば目立ちにくくなります。本革のようにオイルメンテナンスが必須ではない点も、初めてレザーアイテムを持つ人にとっては嬉しいポイントです。また、刻印サービスがあるブランドを選べば、誕生日や記念日のギフトとして名前や日付を入れることもできます。長く愛用したい人は、直射日光が当たる場所への長時間の放置を避けるだけでも、色あせを防ぎやすくなります。

よくある質問(FAQ)
Q. アップサイクルレザーは本革より安いですか?
A. 製品やブランドによりますが、原料調達のコストが異なるため、本革の高級ラインと比べると手に取りやすい価格帯のものが多い傾向があります。
Q. 耐久性は本革と比べてどうですか?
A. 一般的な日常使いであれば十分な耐久性がありますが、素材の特性上、本革ほどの経年変化(エイジング)は楽しめません。その分、軽量で扱いやすいというメリットがあります。
Q. どんな人に向いていますか?
A. 環境への配慮を意識したい人、雨の日も気にせず使いたい人、軽いバッグを探している人に特におすすめです。
まとめ
アップサイクルレザーは、本来捨てられるはずだった果実の搾りかすを再利用してつくられる、環境にやさしいヴィーガンレザーです。軽量で水・汚れに強く、デザイン性も高いことから、サステナブルなアイテムを探している人にぴったりの選択肢といえます。実際にどんな財布やバッグがあるのか気になった人は、アップサイクルヴィーガンレザーブランド「LOVST TOKYO」のレビュー記事もあわせてチェックしてみてください。
しまっちでした。